夏菜の野菜畑

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zoom RSS 泣けた本です

<<   作成日時 : 2011/09/18 22:48   >>

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最近、読書をして泣く、ということがめっきり少なくなりました。
この年になるまでいろいろ本を読んでくると、だんだんすれっからしになるといいますか。
この展開なら、次はこう来るかな……なんて考え始めると、なおさらドップリ感動できなくなったりして。
そんな私が、ベロベロに泣いてしまった本のご紹介です。

「あの日、ブルームーンに。」 宮下 恵茉著

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真面目な優等生で、クラスメイトのノリに、いまいちついていけない結愛。
その結愛が恋をしたのは、オンナタラシと噂の金髪の瞬くん……、

と書いてしまえば、なにやら一昔前の少女漫画を連想すると思います。
なにを隠そう、私も中学生の頃、優等生ではないけれど、「真面目でノリの悪い」オンナノコでした。
今で言うリア充にはなれず、かといってネットなんて無かったので、どこにも居場所がないような気持ちでした。
それでのめりこんでいたのが、そのころ流行していた「おとめチック漫画」と「さだまさし」

陸奥A子とか、田淵由美子とか、内気な女の子が恋をする漫画を、ずいぶん読みあさったなあ。
さださんの「雨宿り」なんて、テープがすりきれるほど聞きました。(昔は、ipodなんてなかったですから)
この本を読み始めて、最初に感じたのが、そのころの匂いです。
もちろん舞台は現代なのですが、時代を超えた普遍的な女の子の気持ちが、ちりばめられてます。
時計は逆回転して、一挙に35年くらいタイムスリップ(^_^;)

宮下恵茉さんという作家さんは、どうしてこう、オンナノコの心を書くのがうまいんだろうか。
思春期の切なさ、ときめき、一途な思い。どうしておばさんに、こうもありありと思い出させてくれるのか……、
と読み進めていたのですが、このお話、単なる「おとめチック漫画」ではなかったのです。
ラスト三分の一くらいから、突如物語は加速をはじめ、予定調和では終わらない展開に深まっていきます。

ネタばれになるので書きませんが、気がつくとベロベロに泣いていました。
このお話、決して「いままでに読んだこともないようなお話」ではありません。
新しい世界観だとか、斬新な表現で、人をあっと言わせる類のものではありません。
それなのに、どうしてこんなに泣かされる……。

思うに、登場人物ひとりひとりに、魂が入っているからではないかと思います。
どの人もこの人も、生きていると感じられたからだと思います。
最後に、心に残った言葉。
「同じように見えるかもしれないけれど、あきらめるのと、受け入れるのはちがうよ。今叶わないことが、永遠にできないとは、かぎらないんじゃないかな」

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
その本読んでみます。学生時代を一緒にすごした私ですが、のり悪かったかなあ?個性だと思っていました。私ももう一度あのころに戻りたいとは思わないですが、ずいぶん楽しそうだったやん?と友人に言われてびっくりしました。外側と内側では見え方が全然違うのだなと感じました。
おるちゃん
2011/09/19 06:48
とっても素敵な紹介文を書いてくださって
ありがとうございました!
これからもがんばります☆
宮下恵茉
2011/09/19 08:35
おるちゃん
ぜひ、中学生のお穣ちゃんたちと読んでみてくださいね〜。
ティーンズにも、アラフィフにもお勧めできる御本です。
私、ノリが悪くないように見えた? それはたぶん、「ノリが悪いと思われてはいけない」と必死だったからかも!? 
夏菜
2011/09/20 08:51
宮下恵茉さま
わーっ 宮下さま! わざわざお越しいただいて嬉しいです☆ 光栄です♪ 
こちらこそ、素敵なお話を読ませて頂いて、ありがとうございました。これからもますますのご活躍、お祈りしています。また泣かせてください!
夏菜
2011/09/20 08:55

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