夏菜の野菜畑

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zoom RSS 児文協関西センター 読書会

<<   作成日時 : 2012/11/18 22:25   >>

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本日は、京都で読書会。
ナビゲーターは、作家の中松まるは氏です。
気さくな語り口の中に、論客らしい鋭い感性が光る、まるはさんご指定の、課題本はこれ↓」


田中ロミオ AURA〜魔竜院光牙最後の闘い〜

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いやー、まさかパンチラ・コスプレの女の子が表紙の、ラノベを読むことになろうとは……
と、若干引き気味に読み始めたのですが、この本、面白い!

「中二病」という言葉をご存知でしょうか。きっちり説明しようと思うと大変なのですが、
昔、アニメやドラマの主人公に憧れるあまり、身も心もその人物になりきってしまった(あるいはなりきろうとした)経験があるあたな。
あなたも、りっぱな中二病の罹患者です。

かくいう私も、中学のころ、なにやらこっぱずかしいペンネームを考え、
そのペンネームで、穴があったら入りたいような詩を書いていたことがありました。
また、そのころ流行っていた「おとめチック漫画」に傾倒するあまり、髪の毛を三つ編みパーマにして
いかにも乙女乙女したコスプレをし、深夜、架空の王子様へのラブレターなど、したためていたこともありました。

今では暗黒歴史としてぬりつぶしたい、その言動の数々。
これこそが、「中二病」というものなんですね。

この物語は、重度の中二病患者だった主人公が、高校デビューでその過去をリセットするところから始まります。
スクールカーストの中、安定したポジションを得て、普通の高校生活に順応していこうとする彼。
しかしその彼の前に現れたのは、これまた重度の中二病の女の子。
その女の子にふりまわされる日々が始まり、物語はどんどん加速していきます。
物語世界の、巧みな構築。映像が瞬時に立ちあがってくる文体。
ライトノベルでありながら、重みのある言葉がポッと混ざっている、心地よい違和感。
作者の力量を、十分に見せてくれる一冊です。

中松まるはさんによる、「中二病」の解説が、とっても面白く刺激的だったし、
ふだん「圏外」にしていたラノベが、実はそこいらの純文学より深かった……という貴重な体験もさせて頂きました。
やっぱり、「食わず嫌い」って損をします。
自分とは縁遠そうなものも、頭から遠ざけず、一度は触れてみるべきですね。







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