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zoom RSS 茶畑のジャヤ

<<   作成日時 : 2015/10/30 22:54   >>

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今回も、尊敬する作家さんの本をご紹介。
ベテラン作家、中川なをみさんの新作。「茶畑のジャヤ」です。
私が中川先生に学んだことは数知れないのですが、特にひとつ挙げるとすればそれは、
「物書きとしてのあり方」かもしれません。

ぶれない芯。書きたいものに、真っ正面から取り組む潔さ。
私もこんな風に、矜恃と覚悟を持って、ものを書きたいと思わせられます。
今回のこの作品にも、そんなハンサム・ウーマン「中川なをみ」さんのものの見方が、随所にちりばめられています。

学校での閉塞感から、祖父と旅に出た「周」の物語です。
彼が出会ったのは、スリランカの少女、ジャヤ。
巨大なすり鉢のような茶畑。
内乱と、それに伴う複雑な民族問題……。

日本という国は良くも悪くも、ある意味特殊なんじゃないかと思います。
けれど単一民族のこの国にいる限り、それを感じることはなかなか難しい。
この本はそのことを伝えてくれる、ワールドワイドな作品です。

しかし、それは決して「異国情緒」というような、表面的なものではありません。
他国の精神性といいますか、人間のあり方と言いますか、そういう根本的なものが行間からほとばしっています。
私も読んでいるうちに、スリランカという国に、深く関わったような気持ちに陥りました。
実際は、この作品中で疑似体験させてもらっただけなのですが、それでも「疑似」でない何かを、確かに感じとれた思いがするのです。

この作品でも中川先生は、やはりぶれずに真っ正面から切り込んでくれています。
清潔にちまちまと、空気を読みつつ暮らしている、日本の少年少女。
若いのに肩をこらせつつ、毎日を送っている彼らに是非読んでもらいたい一冊です。
世界って、広いよ(^^)








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