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夏菜の野菜畑

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夏菜の野菜畑
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児童書を書いている、安田夏菜のブログです。
お仕事のこと、読んだ本のこと、趣味の落語のことなど、思いつくまま綴ります。
(左の画像は、拙作「ケロニャンヌ」より。しんやゆうこさん絵)
お仕事のご依頼などは、左下のメッセージボタンからお気軽にご連絡くださいませ。
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今月の「日本児童文学」

2016/09/10 15:49
今月号の「日本児童文学」が届きましたが、あっと驚きました。
裏表紙が拙著の表紙になってる(@_@)

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こんなに大きな広告を打って頂いて、つくづく幸せな作品だと思います。
莉緒ちゃん、レイさん、ガンバレー!!
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「ゆず先生は忘れない」 白矢三恵

2016/09/05 13:49
福島正美記念SF童話大賞を受賞された、白矢三恵さんの二冊目です。

「なあ、みんな。みんなが住んでいるここで、二十年前に大きな地震が起こり、ものすごい被害があったことは知ってるよな。先生はその日のことを、今でもはっきり覚えている。ぜったいに忘れたらいけない、と思っているんだ」

そう、二十年前。あの朝のことは私もはっきりと覚えています。ものすごい揺れ。停電。断水。刻々と増えていく死者の数。何度かけても、つながらない電話……。

西宮市の実家には、母と妹と、まだ赤ちゃんだった甥っ子がいました。夫が車で、被害を受けた道路や橋をいくつもわたり、(橋など落ちてしまう危険もありました)確かめに行ってくれなければ、しばらく無事もわからなかったことでしょう。実家近くの高速道路は、折れて地面につきささり、そこからの地割れが家の前まで走って、破裂した水道管から水が噴き出していました。現実とも思えず、悪い夢を見ているような、出来事でした。

あとがきを読むと、白矢さんも、おなじような体験をなさっています。そして、そんな中、助け合う人々の姿も目の当たりにされたといいます。
伝えなければ。風化させてはいけない。
その思いで、この本を書かれたことが私にはよくわかります。お話は、当時10歳だったゆず先生の体験と、それを聞く教室の4年生たちの心の動きが、かわるがわる描写されていきます。一方的に20年前が語られるのではなく、今の教室とリンクしているところが、子供たちの心に届きやすい構成になっています。

そして、この本の特徴は、本文には「神戸」「阪神」という言葉が出てこないところです。
関西弁も出てきません。被災地は「大池市」という架空の場所になっています。

きっと白矢さんは、「神戸」ではなく、「災害」そのものを、忘れてほしくないとお考えなのではないでしょうか。
あれから、東北で、熊本で、他にもいろんな場所で地震や災害が起こりました。
そのときに、なにが起きるか。どう行動すればよいのか。
白矢さんのこの作品は、どこか一か所ではなく、普遍的な災害の本質を伝えてくれています。
体験の少ない子供たちに、ぜひ読んでもらいたいです。

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今日の朝日新聞

2016/08/27 22:07
お友達がわざわざ連絡してくれて知ったのですが、今朝の朝日新聞に「レイさんといた夏」をご紹介頂きました。
うちは朝日新聞じゃないので、駅でも買おうと思っていたのに、バタバタして買う暇がなく……。

ところが、午後から会議で梅田に出たら、メンバーのI先生が、「はい、これ!」と新聞を下さいました。
なんてやさしいの……(T.T)
I先生、ありがとうございます。
知らせて下さった、Kさん、Iさんもありがとうございました(^.^)

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大腸内視鏡検査

2016/08/19 20:11
生まれて初めて、「大腸内視鏡検査」というのを受けてきました。
きのうはショボイ検査食オンリー。今日は朝から下剤1.8リットルを飲み、いざ出陣!

検査は鎮静剤を打ってくれるから楽勝楽勝!と思いきや、あまりの痛さに「ぎゃー」「いたーい」と大騒ぎ。鎮静どころか錯乱状態でございます。寝てられませんよ、こんな痛み。どうやら私は、かつて受けたお腹の手術のため、腸が癒着しているとかで、(はじめて知った(@_@;))ファイバーが入りにくいみたいなんですね。

なんとか終了し、もうぐったり。でも、ポリープも癌もなにもないとのことで、一安心です。
「また三年位したら、受けましょう。今日は痛くって、ごめんなさいねえ」とやさしい先生。けど、もう二度とやだ。いやしかし、癌を見逃したらもっと怖いし……。

煩悶する安田でございました。(たいていの人は痛くないので、安心して受けて下さいね!

   
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「九十歳。何がめでたい」   

2016/08/07 23:21
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今年93歳になられる、佐藤愛子さんのエッセイ集。
私、ずうっと昔から、この人のエッセイの大ファンでした。
電車の中で読んで笑い転げ、不審者と化したことも幾たびか。

だからちょっと、怖かったんです。
いくらなんでも、93歳。やはり、筆が多少衰えていることは、避けられないのではないだろうか。
読んで、「ああ、やっぱり……」と、複雑な思いになりたくないなあと。

すみません。全くの杞憂でした。
昔のまんまの、佐藤愛子先生でした。
舌峰、いまだ衰えず。自分の老いを自虐ギャグにしつつ、返す刀で世間のあれこれを斬り捨てる。
「暴れ猪」を自称する、歯に衣着せぬ物言い。
けれども行間からにじみ出るのは、温かな視線。
一流のユーモア感覚には、とぼけた風味が加わり、ますます味わい深いものになっている。
やっぱりすごいです、この人。

老いの残酷さは、家族を見てると実感します。
けれどもそれを、すっぽりと受け止め、客観的に描写できるのはやはりプロ。
真っ正面から見つめて、あがいて、文章にして、それで活力を得ていく姿勢にはほとほと感じ入りました。

私も、何歳まで書けるのだろうか……と考えることがあります。
編集者さんに、「いやー、安田さんには、あと15年くらいはがんばってもらわないと」って
言われたことがあって、「えーっ、15年ももつだろうか」とその時は思ったんですけど、
この本を読んだ後には考え直しました。

編集さん、どうして15年ぽっちしか期待してくれないの。
安田は93までなら、あと何十年もあるよ。
うん、それくらいの気持ちでいこう!
若干80歳で、ヨロヨロしている母にも、この本読ませよう。
ちゃんと親切に、児童書並みの大活字にしてあるのよ♪






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7月も末に

2016/07/29 21:31
7月中旬から、夫のいるタイに行ってました。チェンマイまで行って、少数民族の方々にも会えました。

帰ってきてから、「レイさん」のことで、たくさんの人からご感想を頂き、ああ、書いてよかったなあ。ありがたいなあとしみじみ思いました。

7月25日は京都のみやこめっせで、子どもの本のブックフェアがあり、関西の作家さんたちに混じって、サインラリーに参加させて頂きました。

7月26日はお誕生日で、35歳になりました(←?)

そして、きのうは手が震えるほど、驚愕することがありました。ほんとうに、あっと驚きました(@_@;)
このことは忘れて、直さなければならない原稿に集中しようと思います。

以上、近況報告でした。


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↑京都みやこめっせにて。こういうふうに、作家のサインを集めるんですよ。
 なかなか豪華メンバーでしょ? さくらいともかさんが、この用紙をデザインしてくださいました。
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講談社児童文学新人賞最新刊

2016/07/08 22:06
去年、講談社児童文学新人賞を受賞された、戸森しるこさん。
そして佳作を受賞された、小俣麦穂さん。
お二人のデビュー作が、そろって刊行されています。

「ぼくたちのリアル」
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そいつの名前は、秋山璃在。ぼくたちの学年で、リアルを知らないやつはいない。なぜって?リアルはすごいやつだから。学年一の人気者。ナンバーワンでオンリーワン。璃在。たしかに、それはあいつにふさわしい、かっこよくて勢いのある名前だった……。

「さっ太の黒い子馬」 
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ぼくをだいじにしてくれるって、いってくれたよね? 黒っこの声が聞こえた気がして、さっ太はとっさに手をあげました。「おらも、黒っこがほしいです!」―子馬選びのお祭りでは、ふたりの子どもがこの黒い子馬をほしがりました。今年いちばんの黒い子馬にふさわしい童を選ぶため、子どもたちは試練の旅に出かけることに……。

「ぼくたちのリアル」は、今を生きる子どもたちを、文字通りリアルに書いた物語。三人の少年たちのキャラクターが、実に見事に立ち上がっています。どの子も本当に魅力的に描かれており、全体の構成も練れていて、完成度の高さが眩しかったです。作者のセンスを感じました。

「さっ太の黒い子馬」は、昔の信州を舞台にした、子どもたちの成長物語。力一杯投げた、ストレートの直球のような爽やかさに、とても好感を持ちました。こういう真っ直ぐな物語は、今かえって新しいのではないでしょうか。読後感がとてもよく、すがすがしい気持ちになれました。

タイプの全く違う2冊ですが、それぞれに素敵な作品です。
多くのお子さんに届きますように!
 
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