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夏菜の野菜畑

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夏菜の野菜畑
ブログ紹介
児童書を書いている、安田夏菜のブログです。
お仕事のこと、読んだ本のこと、趣味の落語のことなど、思いつくまま綴ります。
(左の画像は、拙作「ケロニャンヌ」より。しんやゆうこさん絵)
お仕事のご依頼などは、左下のメッセージボタンからお気軽にご連絡くださいませ。
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児童文学者協会関西センター 秋の勉強会

2018/07/18 12:55
 勉強会のお知らせです。
 ご自分の原稿に、編集者さんからアドバイスを欲しい!
 そんな書き手の方はぜひご参加ください。少人数制で、すでにお申し込みも来ていますのでどうぞお早めに!

    【2018年 秋の勉強会】

日本児童文学者協会関西センターでは、すぐれた作品を多数出版された児童書編集者を講師に招き、創作教室を開催いたします。会員非会員問わずどなたでも参加できます。みなさまの参加をお待ちしております。 

●2018年 10月21日(日) 
(株)ダイヤ本社(大阪市生野区新今里2−13−8)2F会議室にて 

●受付開始 1:00 講座 1: 30〜4:30

●講師 長谷総明氏 編集者 (元くもん出版編集長)

●参加費 児童文学者協会会員  5000円
                会員以外  5500円
●定員12名。

●締め切りは8月15日 ただし定員になり次第、締め切らせていただきます。

●申し込み先 メール kkyd17@kcn.jp
       FAX 0743 78 5899  (担当 上坂和美)

住所・氏名・メールアドレス・電話番号など明記の上お申し込みください。折り返し、講座の詳細や作品提出方法などを返信いたします。

●提出作品は、原稿用紙換算30枚まで。ジャンル、グレードは問いません。
提出原稿はメール添付でやり取りさせていただきます。なお、それが不可能な場合、郵送で対応させていただきますので、お申込み時にお書き添えをお願いします。以上、ご了承の上お申し込みください。

●会場地図
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こどもの本ブックフェア2018

2018/07/12 12:10
7月23日 京都みやこめっせで「こどもの本ブックフェア」が開催されます。
毎年、多数の児童書が会場いっぱいに並び、たくさんの方々にご来場いただいてます。

そこで私たち「関西の作家グループ」が、今年もイベントをさせて頂くことになりました。


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↑こちらです(^▽^)/

このチラシはサイン用紙にもなっており、「作家と遊ぼう」のコーナーでサインラリーをして楽しんでいただくことができます。人気作家さんたちが、多数ご来場されますよ〜。ぜひ、会いに来て下さいね。

そして、その前にわたしが「夏の医者」という落語をさせて頂くことになりました。
ちいさいお子さんに落語をわかってもらうのは、なかなか大変です。
去年あたりから、「安田さん、落語関係のことなにかしてよ」とリクエストはありましたが、「ちっちゃい子にわかるかなー」と腰がひけておりました(^-^;

しかし今年は、お仲間の井上林子さんが、登場人物のペープサートを作ってくださいました!
秘密の仕掛けがある、ペープサートまであるんですよ〜。
私が演じている側で、このペープサートが登場しますので、小さい人たちにも伝わりやすいかと思います。


考えたらペープサート落語って、なかなか無いですよ。お人形が登場するパペット落語ならありますが。
もしかしたら、はじめての試みかも……?

とにもかくにも、一生懸命のおしゃべりでございます。
習っている月亭文都師匠も、「子供向き」という目線で、熱心にご指導してくださいました。
みんな、遊びに来てね!


それから8月31日には、所属している落語クラブの発表会があります。
こちらも無料イベントですので(それなのに、プロの落語家さんが3人も登場します!)
お時間ある方、ぜひぜひ。
また近づきましたら、こちらの詳細もアップしますね。


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☆落語ばっかりしているようですが、書く方もがんばっていますので、形になるといいな(^-^;







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15歳、ぬけがら 栗沢まり

2018/06/25 14:45
遅ればせながら、栗沢まりさんの「15歳、ぬけがら」を読みました。

栗沢さんはこの作品でデビューされておられますが、デビュー作特有の溢れる熱のようなものを感じました。
書かねばならぬ、伝えねばならぬ。重たい現実を真っ向から問題提起していこうという、作者の思い入れと勇気が眩しい一作です。

今、日本は不景気続きで閉塞感に満ちていますが、「昔みたいに飢えて死ぬようなことはないんだから」と思っている方多いんじゃないでしょうか。「親からネグレクトされていて、ご飯も作ってもらえず、お金も渡してもらえない」という子どもの状況は、極端な例だと思いたいのが一般的な感情かもしれない。
しかしそれは、決して稀有なケースではないのです。

「不幸慣れ」を言う言葉を聞いたことあります。
水が止まった部屋。空腹。部屋に男を引っ張りこむ母親。クリーニングされたことのない制服。同級生からの嘲笑。
不幸が続けば、人間はそれにどっぷりとつかり、脱出しようという意欲もなくなるといいます。
現に主人公の母親は、貧困の中、自暴自棄となりました。

しかし、子どもは生まれてくる家庭を選ぶことはできない。現実に抵抗し、改革するような術は大人以上に持ち合わせていません。親の不幸や貧困に巻きこまれたら、その場所で生きていくしかない。
主人公にもし支援塾「まなび〜」が無ければ? もしも、家族以外に寄り添ってくれる大人がいなければ?


物語は周囲に支えられた主人公が、彼女なりに成長を遂げ、動き始めるところで終わっています。
「かっこいいぬけがらになりたい」という、中学生なりの純粋な思い。
彼女に、エールを送りたい思いでいっぱいになりました。
しかし、同時に作者は、逆説的に言いたかったような気もするのです。
支えてくれる大人がいない場所で、絶望している子どもは、今確かにいるのだと。どうかその子たちに、目を向けて欲しいと。
その思いは、きっとこの本の読者に届いたと思います。

そして栗沢さんは、「匂い」を書くのがうまいです。
公園のトイレの匂い、ぐちゃぐちゃに散らかった部屋の匂い。母親の化粧の匂い(腹立たしいことに、そこにはお金をかけてる)久しぶりの食べ物の匂い、汚れた服の汗の匂い……。
読者はページを繰るごとに、いろんな匂いを嗅ぎ、社会の片隅に追いやられた子どもたちに、思いをはせることでしょう。

     
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乳がんから、ほぼ10年

2018/06/09 18:59
今日は一年に一度の、乳がん全身検診。
今年も無事クリアすることができました。

乳がんと診断されたのは、9年9か月前です。
ほぼ10年間、なんとか無再発で生きております。

かかって2〜3年のうちは、しょっちゅう絶望してました。
なにしろ腋下リンパ節に4つも転移があるというハイリスク。
手術に抗がん剤に放射線にホルモン療法と、治療はフルコースてんこ盛り。
副作用で心身ともにヨレヨレになり、再発の不安に怯える毎日。

けれど10年近くたって、いまだに服薬はしているものの、
美味しくご飯を食べ、モノを書き、時には友人とお酒を飲み、こうして元気に生きてます。
なんでこんなことを、わざわざブログに書くかというと、今絶望しているがん患者さんに読んでもらいたかったから。

初期治療中、同病の人のブログを必死に渡り歩きました。
同じような病状でありながら、長らく元気に生きている人を見つけて安心したかったんです。
ところが、ほとんどそういう人には会えませんでした。
再発している人ばっかりが、目につきました。

今になって、わかります。
なぜ、そういう人が見つけにくいかというと、良くなった人はいつまでもブログに病気のことを書かないからです。
日常生活をとりもどし、病気のことを考えてる暇がなくなるからです。
あるいは、仕事関係の方などに気を遣わせるのが嫌だとか。
(私もそれで、ブログに病気のことを書くのをやめました)

だから、再発したブログばかりが目につく。
当たり前のことなのに、そのことにすら気が付かないほど、当時は切羽詰まっていました。
そうしてますます絶望しました。

だからあえて、今日はブログに書こうと思います。
今、目の前が真っ暗な患者さん、再発ハイリスク群だった私も、こうして長らく生きてますよ。
他にも「リンパ節転移4つ以上」 の乳がん患者さんを6人も知ってますが、
みなさん10年近く、あるいは10年超えて、ピンピン元気にしておられます。
また運悪く再発されたものの、上手にコントロールして、生活を満喫されている方も知ってます。


もちろん、あなたも私も、来年どうなるかはわからない。
乳がんは10年以上たっても、再発リスクは0にはなりません。
けれど病気はガンだけでなく、命は事故や災害でも一瞬で消え去ります。
みなそういう、危うさと共に生きている。
今生きていることに心から感謝をしつつ、私はまたお仕事に集中していきたいと思います。
ご一緒に、頑張ってまりましょう!!

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龍神王子12 

2018/05/10 16:29
 宮下恵茉さんの「龍神王子!」12巻目を読みました。
 今回は、バレンタインがテーマ。主人公・珠梨の通う、九頭竜学園のバレンタインは、とってもど派手なんです。
 バレンタイン委員あり、告白スポットあり、巨大ステージでの告白大会まであって司会が実況中継しているという❤ もう、草食系の人は草でも食べてるしかありません(笑) そこの前で告白すると、二人は永遠に結ばれるという『恋人たちの鏡』っていう、学校伝説まであるんです。もう小中学生女子が、キャーッとなる要素満載。

そして龍王誕生のために、王子たちと珠梨が探す「生まれ変わりの泉」。これが、いよいよ見つかりそうなんですよね。

 しかし、今号ではまだそこまでは辿り着きません。かわりになにやら心にひっかかる、意味深な台詞が、あちこちに散りばめられています。
「だれかを選ぶということは、、ほかのだれかを選ばないということ」
 うーん、そうなんですよね。だから恋って切ないのよ。オトナな言葉だわ……。
 そして、再登場した水鬼くんの、この台詞。
「たとえねえちゃんにとってつらい結果が出たとしても、それは受け入れなあかん」

 な、なんなの? 珠梨は幸せになれないの? コウさんへの思いは報われないの?
 人間と龍神は、結ばれないっていうし……。
 とにかく次回への引きが、半端ありません。早く13巻がでないかなあ。

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なみきビブリオバトル・ストーリー2

2018/02/22 10:40
「これって、児童書界のチームパシュートかも!」
思わず、そんな感想が漏れました。

前作「なみきビブリオバトルストーリー」の続編。
今回は小学4年生のみんなが、ビブリオバトルを繰り広げます。
森川成美。おおぎやなぎちか、赤羽じゅんこ 松本聡美。
4名の作家がそれぞれ別の子どもを担当して、ひとつの物語にまとめているというスタイル。
つまり、4人の共作ですね。

この「共作」という形は、なかなか珍しいスタイルです。
おなじテーマで書かれた短編を、何作か収録したアンソロジーはよくありますが、
ひとつの物語を作家が分担して書くというのは、あまりお目にかかりません。
だって、難しいですもん。

作家というのは自分の個性を打ち出したがる種族だと思いますが、
共作となるとそうはいきません。
誰かが突出するのではなく、みなが足並み揃えてひとつの作品を練り上げる。
それはまさに、「チームパシュート」
相当の打ち合わせ、すり合わせを重ねなければ、なかなか成立し得ないと思います。

前作も見事にそれを実現されていましたが、今回はよりいっそう「ワンライン」の美しさが
増していると感じました。
これほんとうに、4人で書いているんですかと思うくらい、なめらかにつながっています。
ビブリオバトルに出場するのは、この子たちとこの本です。

海野珊瑚 「21世紀こども百科 しごと館」
十文字吉樹 「なん者ひなた丸 ねことんの術の巻」
小川セイラ 「竜が呼んだ娘」
大石碧人 「せいめいのれきし」

さて、どの本がチャンプ本になるのでしょうか。
そして、本との出会いによって、みなはどのように自分を見つめ直すでしょうか。
それは、読んでのお楽しみ(^.^)

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100年後も読まれる名作〜赤毛のアン〜 

2018/02/12 14:38
永遠の名作、「赤毛のアン」
少女だった頃、どれだけこの本を読み返したでしょうか。
このほど、宮下恵茉さんが、この抄訳を手がけられました。

手にとってパラパラしたとき、少し心配になったんです。
字の大きさと、このページ数から見て、字数に制限があったことは窺い知れます。
この中に、あの物語が果たして入りきるのだろうかと。

けれども、完全に杞憂でした。
短いページ数の中に、よくぞここまで再現してくださいました。
Eの字がついたANN。
リンド婦人への反抗と、そのあとの謝罪。
黒髪の親友、ダイアナ。
ミニー・メイの治療での大活躍。
石版で殴られた、ギルバート。
徐々に、アンのペースにのせられていくマリラ。
そうして、涙なしでは読めない、マシュウとのお別れ……。

あのエピソードもこのエピソードも、きちんと詰まっており、
かといって、ぎゅうぎゅう詰め感はない。
低学年の女の子でも読めるくらいの、やさしくわかりやすい文章。
抄訳って、職人技なのね……としみじみ思いました。

「原作を読んでこそだ!」と仰る向きもあると思いますし、
その意見も、わからないではない。
けれど、読書力が低下している今だからこそ、抄訳本ってたいせつです。
これをきっかけに、アンと出会える子どもたちは必ずいる。

素敵なお仕事だなあ、私もやってみたいなあと
しみじみ思った本でした。

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