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zoom RSS 仙台真田氏物語 〜幸村の遺志を守った娘、阿梅〜

<<   作成日時 : 2016/10/16 11:50   >>

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堀米薫さんの新刊を読みました。
「仙台真田氏物語」 〜幸村の遺志を守った娘、阿梅〜

宮城県で農家を営む傍ら、次々と作品を生み出し続ける堀米薫さん。
普段の生活から生まれる、農業もの。
軽やかな取材力で、感動をまとめあげるノンフィクションなど、
活躍の幅が広い作家さんですが、今回はなんと、時代ものです!

佳境に入ってくるNHKドラマの、後日談。スピンオフ的な作品になっています。
死を覚悟した真田幸村が、我が子たちを託したのは誰か。
その子供たちが、どう生きていったのか。
長女の阿梅を中心にまとめあげたこの作品は、子供たちに読みやすい文章ながら
非常に本格的な、重みのある作品になっていて驚きました。

「辻が花」の着物にあこがれる、幼き日の阿梅に、幸村は言います。
「たしかに、光りかがやく着物で着かざれば、さぞかし美しいことであろう。だが、阿梅よ。
ほんとうに人をかがやかせるものとは、なんであろうか」

晩年、阿梅は父のこの問いを思い出します。
戦国の世であるからこそ、女性としての生き方は、現代とは比べ物にならないくらい制約されていました。
運命に翻弄され、その都度受け入れ、けれども今立っている場所から、しぶとく切り開いてきた人生。
それを回顧するラストシーンの、なんと美しいこと!

作家として、「これ」という分野に特化されて活動されているのも素晴らしいですが、
堀米さんのように、いろんな分野に挑戦される姿勢には、たいへん触発されます。
そしてどの本も、やはり堀米さん独自の、素朴で地に足つけた温もりに満ちている。
私も、恐れずトライしていきたい……と、心から思わせられた本でした。

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